悪評を流す、たった1つのブログが、あなたや会社の価値を下げる
たとえば、の話ですよ。
私、石崎の著書を、大人買いしようと思ったとします。
現時点で、10冊ほどの著書があるので、およそ、1万5千円くらい。
そこそこお金がかかってしまいます。
「石崎の著書って、何か役立ちそうだけど、俺の今月の小遣いなくなるからな。でも、役立ちそうだし……」
迷って、私の著書の評判を知ろうと思って、私の名前、「石崎秀穂」と検索したとします。すると、以下のような個人ブログがでてきましたとしましょう。
・石崎秀穂の著書はすべてクソだ!
もう買わないですよね。
「あぶねー、石崎の営業トークに騙されて買うところだったよ。」なんて思うのではないでしょうか。
でも、よく考えてみてください。
このブログの運営者って、数万いる、私の本の読者のうち、たった1人です。
つまり、数万分の1の感想です。
「数万人−1人」は、「石崎の著書って、もはや、芸術だよね」と思っていたとしても、たった1人が、悪評を流して、そのブログが上位表示されれば、検索結果を見た人は、買わなくなってしまうのです。
恐ろしいと思いませんか?
こういう悪評を流しているブログを放置していると、潜在的な顧客を、めちゃくちゃ、なくしている可能性があるんです。
で、潜在的な客を逃す可能性が一番高いのは、「自社の名前」「自社のサービス・商品の名前」です。
つまり、「自社の名前」「自社のサービス・商品」で検索をしたときの検索結果に注意を払う必要があります。
だって、会社名、サービス・商品名って、購入する前に検索をかける人、意外に多いですから。
それに、ようやく気がついた企業が、「逆SEO」って言いだしたんです。
自社の名前、自社のサービス・商品で検索をかけたときに、検索結果の上位に出ている悪評を流しているブログを、検索結果の下位に追いやろうと思ったわけです。
というわけで、最近、逆SEOという言葉を、よく聞くようになってきましたが、実は、逆SEOって、アフィリエイトをしている人たちには、結構、一般的な話です。
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実は、逆SEOは昔からある話
たとえば、先ほどの話を例にすると、アフィリエイターって、このようにドス黒く思っています。
「FXというキーワードで、1位に表示されれば、月500万円。でも、今は……。10位。もし、超能力があっったら、1〜9位に上位表示しているサイト、全部、消し去ってやるのに!!」
実際には、超能力はありませんし、超能力があればアフィリエイトをする必要もありませんが、上位に表示されているサイトに、SEOを仕掛けて、下位に引き下げようとするんです。
逆に1位に表示されているときは、2位以下のサイトが、邪魔で邪魔で仕方がないんです。だから、検索結果の1〜10位すべてを独占するために、似たようなサイトをたくさん作ります。
そうすると、ライバルサイト、相対的に、下位に落ちますし、1〜10位の収益、丸儲け!です。
だから、ライターを雇ったり、量産するツールでサイトを量産したり、涙ぐましい努力をしてます。
この2つが、いわゆる逆SEOです。
逆SEOは大きくいって2つの方法がある!
逆SEOのテクニックは、大きく2つ。
1.SEOを駆使して、悪評を流しているブログを下位に消し去る
2.検索結果を自分の配下のサイトで占領する
手間をいうと、2は、見るからに大変そうじゃないですか。
だって、せめて上位10位くらいまでは、占有したいですから、最低10個はサイトを作らないといけないですから。
その10個のサイトに必要最小限のSEOを施さないと駄目ですから。
だから、多くの人は、1に流れていくわけですが、本当に1って効果があるのでしょうか。
SEOは出版にもつながる!
出版関係の人たちと話すことがあるのですが、結構、ネット検索しているそうです。あと他の人の情報もあって、知ったのですが、テレビや雑誌の取材対象者は、上位表示しているサイトから選ぶことがあるということです。
つまり、上位表示していると、テレビや雑誌から取材されやすくなるというわけですね。
SEOで悪評ブログを下位に落とせるのか?
格闘技って「反則技」があるじゃないですか。
髪の毛をひっぱったり、大切なところをけったり。
でも、なぜ、これらのことが反則なのだと思います?
そうですね。それだけ威力がスゴイからです。
だって、ケンカになれば、相手の髪をつかめば、ほぼ勝てますから。
それと同じで、SEOにも、反則技があります。
あまりに、上位表示させる威力が凄すぎて、検索エンジン側が、「禁じ手」としているテクニックがあるのです。
こういう反則技のことを「SEOスパム(単にスパムともいいます)」っていいます。
で、スパムには、「ランク」があります。
「バレても、順位が下がるだけ」という軽いスパム(反則技)から、「検索エンジン側にバレたら、永久追放される」という重度なスパム(反則技)まであります。
威力がスゴイ。
でも、バレれば、検索エンジンに上位表示されるどころか、検索結果から未来永劫消されてしまう。
逆SEOって、悪評を流しているサイトが、まるでこのような重度のSEOスパム(反則技)をしているように見せかけるテクニックです。
※)重度のスパムって、リダイレクトの悪用とかありますが、こういうのって、悪評を流しているサイトが、まるでスパムをしてるがごとく演出できるんです。
簡単にいうと、悪評を流しているサイトに、濡れ衣を着せるわけですね。
ここまで読んだ、皆さんは、もう、おわかりですね。
SEOを仕掛けて順位を落とす行為。
悪評を流しているサイトが営利企業なら、営業妨害になりますよね。
そんなことよりも、もっと怖いのが、もし、検索エンジン側に、悪評を流しているサイトが、重度のスパムをしていると思われなかったら悪評を流したサイト、さらに上位に表示されてしまいます。
「お金をかけたのに、意味ねー!」っていうより、逆に、「より害になった!」って感じになってしまいます。
しかも仮に成功したとしても、悪評を流すサイトが出てくる度に、逆SEOをしないといけません。
お勧めなのは、1ページ目は、配下のサイトで占領!
だから、検索結果の1ページ目は、配下のサイトで占領してしまうことをお勧めします。
以下のキーワードの検索結果は、配下のサイトで占領してしまいましょう。
・自社名
・自社のサービス・商品の名前
でも、サイトを作るのは大変ですよね。
そこで、コスト0円でできる対策をお教えします。
具体的には以下。
・You tubeに動画を投稿
・Twitterをはじめる
・ニュースサイト、有名ブログ(書評サイトなど)にとりあげて貰う
・社長ブログをはじめる
ただ、このとき、必ず、自社名、自社のサービス・商品がタイトルになるようにしてくださいね。そうしないと意味ないですから。
ちなみに、なぜ、これらのサイトを利用するのかといえば、SEOをしなくても、そこそこ上位に食い込むからです。
楽にサイトを作って、逆SEOができる、というわけです。