Googleアドセンスの小切手換金方法

現時点では、Googleアドセンスの支払いは、銀行振り込みも対応し始めましたが、参考までに、ドル建ての小切手の換金方法も解説しておきます。

スポンサード リンク


小切手換金業者を利用する場合

1.換金条件
換金条件の詳細は紹介いたしません。換金業者のホームページを読んでください。

2.具体的な手数料
他のブログの情報によると、換金に最も有利だった条件で、小切手1枚あたり「1800円」の手数料がかかったそうです。
※)発行日より5ヶ月過ぎた小切手は換金できないそうなので、最高、4枚の小切手を「1800円」で換金できるということでしょう。

スポンサード リンク


city bankの場合

1.換金条件
手数料は「無料」です。100%入金されます(ドルで入金した場合)。
※)city bank同士の取引なので換金手数料はかかりません。

ただし、原則、口座維持費として月間2100円かかります(2004年時点)。
※)この口座維持費は、(1)口座に円で50万円以上ある場合、または(2)シティーバンクのクレジットカードを申込んだ場合の、どちらかの条件を満たしていると免除されます。

また「円」に戻す時、1ドルあたり1円(額面に対して1%)の手数料がかかります。

2.口座開設の条件
口座を開設する時に、Googleアドセンスの小切手を持っていくと口座を開設してくれないこともあるそうです。
※)私は小切手を持っていって口座を開設しましたが、何の問題もなく口座開設できました。

確実に口座を開く方法は、50万円持っていって、口座を作ってから小切手の換金をするという方法でしょう。これならば、口座開設の拒否をされる理由もありません。

一般の銀行の場合

私はメガバンクのM銀行で換金したことがありますが、「3100円+約1000円=約4000円」くらい取られました。

結局のところ、どれが一番お得なのでしょうか?

「一般の銀行」では条件が悪すぎて、話にもなりません。「小切手換金業者」と「city bank」を比較する必要があります。しかし個人的には、折角、「ドルで稼いだのに、何故、わざわざ円に戻すの?」と言いたくなります。

というのも、「ドル」のままにしておいて、円安の時になるまで待っていれば、300ドルの小切手だと「6000円(目安)」、年間で考えて3600ドルだと「7万2千円(目安)」得するチャンスがあるからです。しかも、定期預金にすれば、利子も入ります。

以上は概要について説明しました。以下からは、詳細について説明します。

小切手換金業者とcity bankの比較〜小切手換金業者の場合〜

1.手数料
小切手1枚あたり、最小500円くらいで換金できるようです。
※)他のブログの体験を元にして、4枚同時に換金したとしました。ちなみに他のブログの情報によると1枚あたり1800円かかったそうです。

2.為替リスク
換金業者を利用すると、為替のリスクを被ります。
※)為替リスクを被らない換金方法だと額面の85〜90%しかもらえません。

例えば、「300ドル」の小切手をもらった場合を考えてみます。
・115円/ドルの場合
300ドル×115円/ドル=34500円

・110円/ドルの場合
300ドル×110円/ドル=33000円

・105円/ドルの場合
300ドル×105円/ドル=31500円

換金までに、60日もあると、1ドルあたり5円くらい変動することなんて、よくあります。つまり、300ドルの小切手を換金する場合、1500円程度の為替リスクを負っていることになります。つまり、何もしなくても、「1500円」程度、収入が増えたり、減ったりするということです。

※)注意
「いつの時点の為替レート」を利用するのかを明確にしている業者を利用しましょう。もし「いつの時点の為替レート」を明確にしていない業者の場合、最も、あなたに不利な時のレートを使用します。下手をすると、知らないうちに、300ドルの小切手の場合、為替で、1500円くらい損していたなんてこともあります。

3.小切手換金業者の長所
口座開設などしなくても、楽に換金できます。しかも小切手を郵送できるそうです。また、運がよければ為替差益が出て得することもあります(もちろん損する場合もあります)。

4.小切手換金業者の欠点1〜長期的に考えると損〜
現在では、大体110円/ドル前後ですが、もし1年後に130円/ドルになったら……

<300ドルの場合>
・今すぐに換金→300ドル×110円/ドル=33000円
・1年後に換金→300ドル×130円/ドル=39000円

つまり、今換金するより、1年後に換金した方が「6000円」得します。

<年間で考えると:3600ドル>
・今すぐに換金→3600ドル×110円/ドル=396,000円
・1年後に換金→3600ドル×130円/ドル=468,000円

つまり、今換金するより、1年後に換金した方が「72000円」得します。

何が言いたかったのかというと、ドルでお金をもらったんだったら、ドルで持っていて、円安になった時に、一気に「円」に変えた方が得するということです。小切手換金業者の場合、60日程度で「ドル」が「円」に変わってしまうので、このようなメリットを享受できません。
※)逆に1年後に90円/ドルになれば損するじゃないかと思いましたか。googleの小切手は「ドル」でもらえます。130円/ドルになるまで、ずっと我慢していればいいのです。「ドル」でお金をもらったのだから、ドルを持っている限り損も得もしません。

5.小切手換金業者の欠点2
小切手換金業者に小切手を渡した後に、倒産されると、もちろんお金は返ってきません。また、会社によっては、小切手を受け取ったまま、そのまま消え去るなんてこともあるかもしれません。メガバンクでは、このようなことがないので、手数料が高いと考えることもできます。つまり、「信頼」にお金を払っているのですよね。

小切手換金業者とcity bankの比較〜city bankの場合〜

1.手数料
無料です。
※)ただし口座維持費を免除するために、50万円必要です。またはシティーバンクのクレジットカードを持つ必要があります。

2.円に戻す場合の手数料
ドルで入金されるので、1ドルあたり1円の手数料がかかります。

例えば、300ドルの小切手で考えてみます。
※)現在、110円/ドルだとします。

手数料がないと「300ドル×110円/ドル=33000円」もらえますが、手数料が1円/ドルかかるので「300ドル×109円/ドル=32700円」になります。つまり、300円の手数料がかかります。

3.city bankの欠点1
口座開設に入金またはクレジットカードの登録が必要です。また定期的に小切手が送られてくるために、定期的に銀行に行かなければならないので面倒ですし。

4.city bankの欠点2
記憶によると、ムーディーズ社の格付けで「AA」あたりの銀行なので、信用性は高いです。日本の銀行が倒産しても、ここは倒産しないでしょう。ただ、日本の銀行と違って預金保険の対象外なので、万が一、city bankに何かあれば、預金は消えてなくなります。

5.city bankの長所〜長期的に考えると得〜
city bankの場合、「ドル」でもっていられるので、円安になった時に、円に変えれば、ものすごく得します。
※)詳しくは「小切手換金業者の欠点1〜長期的に考えると損〜」にて。

6.為替リスクを自分でコントロールできる
ドルが入金されるまで20日程度かかりますが、20日後であれば、自分の判断で円になおせます。運まかせではなくなります。

まとめ

以上で「何故、ドルで稼いだのに、すぐに円に変えるの?」という私の疑問はわかっていただけたでしょうか。ただ、今後、円安になるのか、円高になるのかは誰にもわかりません。ひょっとして、この先、益々円高が進んでいくかもしれません。

為替のことは、ディーラーでも「10分先を読めれば一人前」という言葉があるように、将来、どのようになるのかわかりませんので、自己責任の下で「いつ円にするのか」を考えてくださいね。

ネットビジネスの達人のトップページ