SEO対策の本は信用できるのか?

「ライターが書いたSEO対策の本は信用できるのか?」

以前からずっと疑問に思っていました。最近の「ゴッゴル」のキーワード争いを見ると、更に強く疑問に思い始めました。

SEO対策の本には「実証データ」なし

私が買ったSEO対策の本が悪いのか、本には「Googleの注意書きには、こう書いてあるから、こうするといい」としか書いてありませんでした。もちろん「そのようなSEO対策をして、どのくらいアクセス数が増えたのか」等の「実証データ」なんて一切ありませんでした。

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SEO対策の本には「重要度」なし

SEO市販本には、色々SEO対策があげられていますが、どれが、どのくらい重要なのかも書いていません。例えば「アクセス数が100だったのが、タグを変えれば110になった」と「アクセス数が100だったのが、タグを変えれば1000になった」では大きな違いがあるのではないでしょうか?

あなたは「アクセス数100が、105になる方法」のために、時間をかけてサイト改造を行いますか?

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「ゴッゴル」のキーワード争いの結果とは矛盾

以前、「ゴッゴルというキーワードで、誰が検索で上位表示できるのか」という企画がありました。その結果、上位に表示されたのは、100以上のトラックバックを集めたブログでした。

多くのSEO対策の本には「相互リンクは重要。でもリンク先の重要度が大切」と書いています。もしこれが本当ならば、トラックバックも、相手のブログの重要度が低いと効果がないはずですよね。だとすると、無作為に100以上のトラバックを集める行為は無意味になってしまいます。

でも、実際は、100以上のトラバックを集めているブログが上位にきました。

「質より量」

この言葉が最も当てはまるような気がするのは私だけでしょうか。「相互リンクは重要。でもリンク先の重要度が大切」という言葉をそのまま信じて「Googleランク××以上のサイトしか相互リンクは受け付けません」というのは本当に意味があるのでしょうかね?

センスがいい相互リンクの募集方法

少し話はそれますが、結構、考えているなーというサイトの相互リンクの募集方法を紹介します。こいうったことを実施しているサイトの管理人さんはセンスがいいですよね。

1.「1日××アクセス数があるサイトはトップ相互リンクに移します」または「逆アクセスランキングで上位のサイトはトップ相互リンクに移します」
2.「相互リンク集はアクセス数・Googleランクを問いません」

どのようなサイトが有名になるのかどうかわからないので、とりあえず、相互リンク集に入れます。ここは「質より量」でしょうね。そして相互リンク集の中で、有名なサイトが出来れば、お互いのアクセスアップの為にトップ相互リンクする。ここは「質」重視ですよね。……というところでしょうか。
この方法は、ある程度のアクセス数がないと出来ませんがお勧めです。

大化けするサイト

サイトの2年の運用暦の経験ですが「作りたてのサイトでも、相互リンクを大量に募集しているサイト」は、大化けする可能性が高いです。もっと正確に言うと「相互リンクができなかったら、そのサイトへのリンクをなくす」ような「メンテ」もしっかりしていてるサイトは大化けする可能性が高いです。
☆)特にきちんとメンテしているかどうかの方が重要です。また「コンテンツ」も充実していることが前提です。

相互リンクの募集はコンテンツの作成より、メンドクサイです。相互リンクできたかどうかのチェックなどの「メンテ」は、相互リンクの数が増えれば増えるほど更にメンドクサくなります。「相互リンクの数が多い」+「メンテまでこなす」サイトの管理人は「やる気」が違います。1年もすると、自分のサイトと並ぶくらいの有名サイトになっている場合が多いです。

「アクセス数が少ない出来たてのサイトと相互リンクしてもな」というのもわかりますが、上記で紹介したように、とりあえずリンク集に加えるという先行投資も大切だと思いますよ。話がそれたので、話を元に戻します。

SEO対策本のライターの資質は?

本当に本の内容が正しいのかどうかを調べる為に、本通りのSEO対策を実行して、1.「お小遣い系のサイト(ブログではありません)」で、2.資金0円で、有名サイトを作って欲しいものです。なぜ、お小遣い系サイトなのでしょうか。
それは「分野」「時期」によってアクセス数の集めやすさが変わってくるためです。

・分野
分野によって競争率が違うので、アクセス数の集めやすさが異ります。つまり競争率が高い分野で成功されている方ほど多くのノウハウを持っているということです。お小遣いサイトは競争が激しいので、SEOの真の実力が試されます。

・時期の例
「まぐまぐ」が始まった頃に発行されたメルマガは何の苦労もなく軽く1万部超をしたそうです。でも今では1万部集めようと思えば、ものすごい労力か、資金が必要です。つまり、後発組で成功された方ほど多くのノウハウを持っているということです。お小遣いサイトは今はじめると後発組になります。

もちろん、全くの無駄ではない

もちろん、SEO対策本は全く無意味だとは思っていません。タグをつけただけでアクセスアップ効果が望めるでしょう。でも、そのまま信じるのは「?」です。

仕事でも試験でも「重要度」の高いものからこなして、重要度の低いものは切り捨てますよね。サイト運営でも「重要度」が大切だと思っています。そのためにも、市販本には「このくらいアクセス数が上がるというデータ付きで、この方法がお勧め」なんて書いて欲しいものです。

ちなみに、少し前に、時間をかけて、SEO対策本の書いてある通りに全サイトを改造したんですけど、全く効果がなかったんですよね。その恨みでこの記事を書いているという噂もあります(笑)
というより、対策をしたサイトは十分に知名度があったため効果がなかったという噂もあります。

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