PPMによる資源配分
PPMによる資源配分とは、事業を、市場成長率と市場シェアを元に、「金のなる木」「花形」「問題児」「負け犬」の4つに分類し、それぞれについて、別の対策を講じていくという方法です。
具体的な話を読むと、わかると思いますよ。
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PPMによる資源配分を例で解説
あなたは4つの事業を経営しているとします。
1.インターネット事業
現在、成長しています。しかも市場シェア(≒稼ぎ)も大きいです。
2.電化製品事業
現在は成長は止まっています。しかし、市場シェア(≒稼ぎ)は大きいです。
3.ブロードバンド番組配信事業
現在、成長しています。しかし、市場シェア(≒稼ぎ)は少ないです。
4.ポケットベル生産事業
現在、全く成長していません。しかも市場シェア(≒稼ぎ)もありません。
この4つの事業を以下の図を見て分類するのです。というより、実際に分類してみてください。
以下のようになりますよね。
つまり、インターネット事業は「花形」、電化製品事業は「金のなる木」、ブロードバンド番組配信事業は「問題児」、ポケットベル生産事業は「負け犬」となります。
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これを元に戦略を決定する
以下の分類を元に、戦略を決定していきます。
■金のなる木(電化製品事業)
単純な収穫戦略をとって、得られた資源を、花形と問題児に割り振り、将来の金のなる木にすることを目標にします。
■花形(インターネット事業)、問題児(ブロードバンド番組配信事業)
金のなる木から得られた資源を利用して、将来の金のなる木を目指します。
■負け犬(ポケットベル生産事業)
負け犬からは撤退します。
ちなみに、「PPMに基づく資源配分」は昔のアメリカで流行った考え方です。
この考え方とは正反対に行動してきた日本が成功してきた為、この考え方はあてにならないとされていますが、マクロとミクロでは違うので、サイト運営には当てはまるかなーと思っています。