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フリーペーパーの自主制作

小部数のフリーペーパーに広告出稿したのですが、このフリーペーパー、数人が集って、自分たちで発行、運営しているそうです。自社の広告目的でフリーペーパーを発行している企業もあるようですし、すこし興味をもったので、個人レベルもしくは零細企業レベルでフリーペーパーをつくれるかどうか調べてみました。

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フリーペーパーに必要な人材

まずは、フリーペーパーの運営に必要な人材。

<必要な人材>
1.DTPができる人材(デザイナー)
2.写真撮影と文章を書ける人材
3.フリーペーパーを店に設置してもらうように交渉する人材
4.フリーペーパーを配布する人材
5.広告をとってくる人材

1ですが、デザイナーが周りにいない場合、ネットで募集できるサイトを利用することもできます。ページ数によりますが、数万円で外注することができると思います。たぶん。

2ですが、自分や社員がやれば、コストはかかりません。ただ、ライターになりたい人は多いので、そういう人に声をかければ、安価に書いてもらえると思います。

3ですが、飲みにいったり、レストランに行くことが多い人や、店のオーナーと知り合いが多い人ならば、自分で店に交渉すればいいので、この人材は不要かもしれません。

4ですが、それぞれの家庭に配布する場合は、アルバイトを雇う必要があります。これはビラ配りのアルバイトの時給を見れば、コストが計算できるのではないでしょうか。

5ですが、フリーペーパーの内容と関連がある企業を探して、営業をかける人材が必要です。自社の広告を宣伝する目的の場合は不要です。

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フリーペーパーを発行して儲かるのかの予測

つぎに、フリーペーパーを発行して儲かるのかの予測。

<収支の予測 3000部の場合>
(マイナス)フリーペーパーの制作費(本体の価格)
※参考価格:10万円。ただし、ネットで少し調べた価格なので、もっと安くできそう。

(マイナス)人件費
※上記の1から5の人件費。上記1、2、5は1、2、5は発行部数がいくらでも同じ金額かかりますが、上記3、4は発行部数の増加とともにコストも増えます。

(プラス)広告収入:10万円(予測)

3000部などの小部数の場合は、本体の価格は、広告収入でとんとん。
人件費の分だけ赤字になってしまう可能性が高いと思います。
ただ、個人レベルの場合は、趣味と思えば、ただ働きでもOKでしょうし、零細企業の場合は、人件費を広告費と思えばOKなのではないでしょうか。自分の思うように広告できるわけですから、ふつうの広告よりも費用対効果はいいでしょうしね。

10万部など、発行部数が多い場合は、フリーペーパーの制作費、1部あたりのコストが激減しますし、広告費もあがるので、黒字に転化するのでしょう。たぶん。
ただ、10万部の制作費や、配布する人件費などが大きくなるので、「博打」になると思いますが……。

なぜ、出版社はフリーペーパーを発行するのか?

出版社がフリーペーパーを制作するのをよく見かけます。
なぜ、出版社が制作するのか。
それは次のような理由ではないでしょうか。

上記1の人材:社内にいる
上記2の人材:社内にいる
上記3、4の人材:書店に置いてもらうだけにすれば社内に人材がいる
上記5、自社の書籍を宣伝するためなので、人材は不要

しかも、印刷会社と付き合いがあるので、印刷のコストも少なくできるでしょうし。
つまり、低コストで、自社の「経営資源」「未利用資源」をうまく活用できるわけですね。ただ、広告の効果がないと意味はないのですが。

商業出版と自費出版とフリーペーパー

商業出版できないなら、自費出版という手があります。ただ、自費出版だと、多くても500部程度。だから、フリーペーパーを制作するのも手かなと思い、今回はフリーペーパーの話にしました。
ただ、フリーペーパーは制作したことがないですし、周りに制作している人もいないので、想像……というより、妄想レベルの話になってしまいましたが。

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