質が高い記事とは?
風邪をひいてしまったので、ネットサーフィンして、いろいろとネット集客の情報を集めています。
いまは、昔以上に、記事の「質」が求められるようになってきているのですね。
ただ、かならずしも質が必要のないジャンルもあって、なかなか面白いです。
……いや、「質」というよりも、質の定義の問題でしょうか。
どういうことでしょうか。
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大多数の人が求めている記事を「質が高い記事」と定義するなら?
極論になりますが、たとえば、ギャンブルというジャンルの場合、実際に取材したり、資料調査したりして、「ギャンブルしても儲からない100個の理由」などのような真面目な記事を書くよりも、「これで1億円儲けた!誰でも100万円は儲かる最新のギャンブル情報」のように嘘、噂レベルの話でも夢を持てる記事のほうがウケると思います。
なぜなら、ギャンブルに興味のある人たちの多くは、「なにか新しい儲け話はないか」と考えていて、ワクワクするような情報のことを質が高いと考えているためです。
※あくまで、たとえです。ギャンブルに興味がないので真実はわかりません。
つまり、ウケる記事のことを「質が高い」というのならば、たとえ嘘や噂レベルの話であったとしても、大多数の人が求めている情報こそが質が高い記事になります。
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裏づけなどがしっかりしている記事を「質が高い記事」と定義するなら?
質が高い記事とは、裏づけ(調査や資料)、考察がしっかりしている記事と定義するならば、学者の先生が書くような記事が質が高くなります。
ただ、ジャンルによっては、このような記事は、多くの人の心を動かしません。
どういうことでしょうか。
たとえば物理学というジャンルだと、多くの人は、裏づけなどがしっかりしている記事を質が高いと評価すると思いますが、ギャンブル、ダイエットなどのジャンルだと、裏づけよりも、煽り文句に反応する人の方が多いような気がします。
正義はどこにある?
質が高い記事とは、裏づけ(調査や資料)、考察がしっかりしている記事こそが質が高いのであって、世間に迎合した記事はけしからん。
この考えは正論だと思います。
しかし、世の中の人の多くは、これを求めていないかもしれません。
世の中には、たとえば、痩せたいと思っていて、なかなか痩せることができない。真実を知るよりも、「〜するだけで痩せられる」という記事を読んで、その瞬間だけは幸せになりたいと思っている人ばかりかもしれません。
このような中で、いくら正論をいっても、闇に埋もれていくだけです。
また、裏づけ(調査や資料)、考察がしっかりしている記事を書いていけば、それが真実だと気がついて、ファンが増えると考えている人もいるかもしれませんが、そのようなことが起きることのほうがレアケースだと思います。
出版の世界では、どうでしょうか。
出版とはいえ、商売なので、「売れること」を要求されます。
悪くいえば「真実ではなくても売れたもの勝ち」、良くいえば「読者の心を動かすこと(=本を買うこと)が大切」です。
「記事の質」といっても難しい
というわけで、「記事の質」と一言でいえますが、なかなか難しい問題をはらんでいるのです。