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本の自炊のルーチン化

現時点で、760冊ほど電子書籍にしました。

<利用している機器>
・裁断機:プラス 断裁機 PK-513LN
・ドキュメントスキャナー:BROTHER ドキュメントスキャナー ADS-2000
・電子書籍リーダー:PRS T3S
※32GBのmicroSDカードをさしています。

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ドキュメントスキャナーの設定

ADS-2000の設定は以下にしました。

<設定>
・ビジネス書、実用書、小説:600dpi、モノクロ
・ビジネス書(二色)、実用書(二色):400dpi、1677万色カラー
※モノクロや256階調グレーにすると赤色などが消えてしまうため、1677万色カラーでのスキャンにしています。
・コミック:400dpi、256階調グレー

<ファイル形式>
・PDF
※adobe acrobatをもっているので、pdfにしています。acrobatがない場合は、jpegだとフリーソフトが充実しているので、jpegにするといいようです。

<ファイル名>
後述するフリーソフトを利用するために、保存するときのファイル名は「ISBN」にします。

スキャンしたPDFを電子書籍リーダーに最適化

1.まずは、下記のソフトで、ファイル名(ISBN)を「本のタイトル、著者名など」に変換します。自炊業者のサイトを見ると、本のタイトル、著者名を調べるためにバーコードリーダーを使っているところもありましたが、このフリーソフトを使えば、バーコードリーダーは不要です。

<フリーソフト>
IsbnTitler

2.つぎに、コミックの場合、下記のフリーソフトでファイル容量を縮小します。
スキャンした生データは、150〜300MBありますが、このフリーソフトを使うことで、大体、30MBほどまで縮小できます。
※PRS-T3の画面にあうように縮小しています。また、kingston mobileliteは100MBまでの制限がありますが、縮小することで使えるようになります。

<フリーソフト>
・ChainLP(Bach LPを使うと、一度に大量のPDFを処理できます)。

実用書の場合、600dpiでスキャンしていますが、生データでも15〜30MBですし、上記のフリーソフトだとうまく縮小できないため(白黒反転、左右反転したりします。以前はなぜ白黒反転、左右反転するのかわかりませんでしたが、どうやら600dpi以上にすると不具合がでるようです)、生データのまま利用しています。

3.最後に、PRS-T3で、書籍名や著者名などがきちんと表示されるようにつぎのことをします。

・PRS-T3では、PDFのファイル名は表示されません。(adobe acrobatなどで開いて)「ファイル→プロパティ」にある「タイトル」と「作成者」のところが表示されます。
・IsbnTitlerを使って、ファイル名を「書名、著者名」などにしたうえで、Chain LPを使ってファイル容量を縮小すれば、同時にプロパティにあるタイトル、作成者などもつけてくれます(ほんと、便利なソフトです)。だから、IsbnTitlerとChain LPを使えば何もしなくてもいいのですが、本によってはおかしなものもあるので、そこを修正します。
・コミックの場合は、chainLPを使うので、軽微な修正だけですみますが、ビジネス書、実用書、小説で600dpiでスキャンしているものは、ChainLPは使えないので、手動で、ファイル名をコピペして、プロパティを開いて、タイトルと作成者に、はりつけています。

電子書籍リーダーにコピー、保存

あとは電書籍リーダーにコピーして、念のためにHDDに保存しています。
ちなみに、32GBのmicroSDなので、数百冊はいります。

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