ADS-2000のレビュー(760冊ほどスキャンした結果)
家にある本を電子書籍にして省スペースをはかろうと思い、つぎの機器を使って自炊しています。
現時点で、およそ760冊ほどを電子書籍にしました。
<利用している機器>
・裁断機:プラス 断裁機 PK-513LN
・ドキュメントスキャナー:BROTHER ドキュメントスキャナー ADS-2000
このページでは、現時点のADS-2000のレビューを紹介しています。
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ADS-2000は消耗品の買い替えが欠点
ドキュメントスキャナーでは、分離ローラーと分離パッドの2つが消耗品になります。
ブラザー工業のホームページによると、分離ローラー、分離パッドともに、5万回の利用で交換することが推奨されていますが、わたしは、およそ760冊、87000回まで使ってから、新しいものと交換しました。
※ちなみに、6万回ほどから、「吸い込みが悪くなることがあって、吸い込まれはじめたとき、軽く手で裁断した本を押して吸い込まれやすくする」頻度が増えてきて、8万回を超えたあたりから、「たびたび、2枚1度に吸い込まれて重送検知で検知される」頻度が増えました。
それでも、消耗品が20万回使える他社製品があるため、ドキュメントスキャナーを選ぶ際にはランニングコストで決めるのだったとすこし後悔しました。
つまり、つぎの比較をしてから購入を決めるべきだったと思ったのです。
<例:760冊の場合>
・ADS-2000の場合:本体価格+消耗品(分離ローラー+分離パッドの価格)
・他社製品の場合:本体価格
<例:1520冊の場合>
・ADS-2000の場合:本体価格+消耗品2セット(分離ローラー+分離パッド、2セット価格)
・他社製品の場合:本体価格
ちなみに、交換する際、本当に交換すべきなのかを確認するために新品と交換したものを見比べました。
まずは、分離パッド。
左が新品、右が交換したものです。
かなりすり減っていますよね。
横にしてみました。
上が新品、下が交換したものです。
これは交換すべきだと、すぐにわかりました。
分離ローラーです。
左が新品、右が交換したものです。
イマイチ、交換の必要性がわかりませんでしたが、色がちがいますし、さわった感じもちがいましたから、交換してよかったのではないかなと思っています。
スキャンした電子書籍の画質
電子書籍の画質は、どうだったのでしょうか。まとめると、つぎのようになります。
・古い本の焼けた部分は、コピー機でコピーしたときのようなノイズ(ざらつき)として出る
・古い本は重送されやすい
・古い本の中には、稀に本の大きさが思いっきりおかしくなることがある
・新しい本をスキャンしても、やはり電子書籍を買ったほうが画質がいい
要は、ドキュメントスキャナーの性能よりも「本の状態」のほうが、画質に対する影響が大きいということです。
ADS-2000の使い勝手
ADS-2000は、一度に100ページほどスキャンできるのが便利です。
180ページほどのコミックだと、2回のスキャンで終了しますから。
ADS-2000の総評
消耗品のランニングコストが悪いですが、使い勝手がいいですし、古本をスキャンしている以上、どのドキュメントスキャナーを利用しても電子書籍の画質は変わらないため、ADS-2000は今のところ「満足」です。
ただ故障して買い換えないといけなくなれば、ランニングコストを加味して再考すると思いますが。