雑誌取材の理由とメリット
ここ最近、立て続けに有名な雑誌2誌から取材依頼がありました。なぜ、わたしに取材依頼が来たのか。
1つの雑誌は編集者が私の著書を持ってきていたので、「書店で本をみかけて」ということでしょう。そういう風なことも言っていましたし。
もう1つの雑誌の編集者には「なぜ、わたしなのか」を聞き忘れましたが、おそらく著書だと思います。
というわけで、本を出せば雑誌に取材される可能性もあるわけですね。
ただ、本が売れないと雑誌編集者の目にとまらず、結果的に雑誌取材もないと思います。本は「売れてなんぼのもんの世界」ですから。もっというなら、世の中、「勝ち馬に乗れ」。本が爆発的に売れれば何もしなくても多々雑誌取材がくることでしょう。
しかし――。
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雑誌やマスコミ関係者は「都心の書店」で本を見ている
私の著書のうち、とある本は、初版部数はほかの本の半分以下、しかも、バンバン売れたわけではなかったのですが、その本をきっかけにマスメディアの出演依頼、雑誌取材などがありました。なぜか。
都心の書店ではしっかり展開していたためだと思います。
雑誌やマスコミ関係者は、都心の書店で本を見ています(たぶん)。だから、本がそんなに売れなくても、都心の書店でしっかり展開していれば、マスメディア関係者の目にとまることもあるのだと思います(たぶん)。
雑誌取材の効果
昔は「雑誌に取材される=記念」で大歓迎だったのですが、正直な話、今はいろいろと忙しいこともあり、すこし面倒になってきました。
時間をかけるだけの「メリット」があるのか考えてしまいます。
というわけで、雑誌に取材されるメリットは何か?
<著書は飛ぶように売れない>
雑誌に掲載されると、著書が飛ぶように売れると思うかもしれませんが、今までそうなったためしはありません。その理由は「雑誌を読む人は本を買わないから」と思っていましたが、とある雑誌の編集者から「雑誌を読む層と本を読む層はちがう」という話を聞いて、なるほどと合点がいきました。
そういう私も雑誌で見かけた本は、そのときは「面白そう」と思っても、雑誌を閉じた瞬間に忘れてしまいますし。
これを、たとえるなら、風呂で「あ、シャンプーなくなりそう」と思ったのに、風呂から出ると、きれいさっぱり忘れてしまうような感じですかね(笑)
もっとも、本の発売直後に、雑誌、ネットニュースなど、多方面で記事を取り上げてもらえるように仕掛ければ本も売れるのでしょうが。
<ネットにて、ブランディングの効果はある>
週刊誌であれば翌週、月刊誌であば翌月には新しい雑誌が出ます。新しい雑誌がでれば古い雑誌の記事は忘れさられてしまいます。このように雑誌の情報は「流れて」いくものなので、あなたの記事を読んだ雑誌の読者のなかから、「あなたのファン」になる人は、それほどいないと思います。
しかし、雑誌取材してもらえれば、プロフィールに「△という雑誌に取材されました!」のような文言を書けるようになって、ネットにおけるブランディングになります。
<ほかのマスメディア関係者に対するアピールになる>
数年前、FLASHに取材していただいたあと、週刊SPA!から取材依頼がありました。また、とある著者の話を聞くと、とある雑誌に取材されたあと、執筆依頼が来たそうです。
マスメディア関係者は情報収集として雑誌などをよく読んでいるようなので、雑誌に掲載されると、そういう人たちの目にとまって「つぎ」につながるかもしれません。まあ、確率はかなり低いですし、記事の内容にもよりますが。
雑誌の取材は費用対効果はいいのか?
人によると思いますが、私の場合、雑誌の取材は、たいてい「1時間程度、話すだけ」でした。
たった1時間ですし、雑誌が発売される前に、記事の確認もありますし、取材されて損することはないと思います。
とはいえ、たかだか1時間程度のこと、つまり、その程度の効果しか見込めないため、忙しいのなら「断る」というのも「あり」だと思います。
ちなみに、1時間では済まなさそうな案件もありました。こうなると、さすがに費用対効果が悪くなるため、事前に聞いておくべきだったと、すこしだけ後悔しました。
まとめ
・ブランディングしたい、ほかのマスメディアからの依頼を引き寄せたいのなら、本を出すことで雑誌取材を狙う
・雑誌取材を引き寄せるためには、とにかく本を売るか、都心でしっかり展開してくれる出版社から本を出す