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書店にある著書を見たいのなら、本が出版された直後!

執筆依頼がくることもあれば、出版企画を売り込むこともあります。
で、出版企画の売り込みですが、一般的に出版企画をけられ続けた人は、たとえば、つぎのような心理になるようです。

「才能ないのかな…」
「そこまで本を出したいとは思っていなかった!」
「本になれば絶対に売れるのに!売れない本ばかり作りやがって!(要は編集者に見る目がないと言いたいようです)」

そして、出版を諦めてしまう。
※ちなみに、このような気持ちになる人たちは心が弱いわけでも、心が歪んでいるわけでもありません。これらの反応は、心の防衛機制のひとつなので、誰しもこのような気持ちになるものです。

私は、数々の出版企画を売り込み、撃沈したこともあれば、本になったこともあります。
撃沈した場合はどうするのか?
その前に、まずは出版企画の売り込みの基本に関して。

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基本1:出版企画の作り方を知っているのが大前提

同じ企画でも、出版企画の作り方次第で、採用されるかどうかが変わります。
もっというならプロフィールからしっかりと作りこんだ出版企画だと採用されやすくなるので、出版企画を売り込むのなら、まずは出版企画の作り方を学ぶべきです。
ちなみに、専門の人に出版企画を作ってもらうこともできますが、数万円はかかるようです。

基本2:そもそもの「ネタ」に問題がある可能性も

どれだけ出版企画を作るノウハウがあっても、そもそもの本のネタが弱ければ、よほどのことがない限り出版できません。
要は大勢の人に1,000〜2,000円のお金を支払っても欲しいと思わせるようなネタが必要なわけです。

(参考)ネタとプロフィールの強さは相関関係があると思っています。もっというなら、プロフィールがよければそこからネタをひねり出すこともできるため、プロフィールに重きを置く編集者もいるのでしょうね。

(例1)プロフィール:蟻の研究(弱い)
ネタ:蟻の生態を書いた本(販売数が伸びない=ネタとして弱い)

(例2)プロフィール:元スパイ(強い)
ネタ:元スパイが教える短期間で英語を話せるようになる極意(強い)
※実際、こういう本があるようです。

基本3:編集者は万能ではない

「編集者は経験豊富で、売れる出版企画を見抜く力がある」

そう思ってしまいがちです。
確かにその編集者が得意とするジャンルだとそうかもしれませんが、その人の得意のジャンルでも「(その人の)想定外のヒット」もあります。
もしくは、人は誰しも得意とするジャンルこそ「型」にはまってしまうものなので(成功体験などでできた型)、その編集者の型から外れた出版企画だと弾かれてしまいます。

つまり…。

・出版企画を売り込んだとき、その出版企画のジャンルを専門、得意とする編集者が見てくれなかった
→売れるかどうか判断できない。だから出版企画はボツ
・出版企画を売り込んだとき、その出版企画を得意とする編集者の「型」にはまっていなかった
→だから出版企画はボツ

ネタも出版企画の作りかたもよくても、このようなことも起こりえます。

※)ちなみに、大抵は以下です。

・出版企画書の作り方がダメ→出版できない
・ネタやプロフィールが弱い→出版できない

本題:出版企画をけられ続けて腐っていても何もいいことはない!

というわけで、本題です。
出版企画を断られ続けたらどうすればいいのか?
出版に関しては「民意」を問える、いい時代になったと思います。
出版企画が通らなければ、民意という絶対的な味方をつけましょう。
どういうことでしょうか?

ブログなどをはじめるのです。
集客の手間はかかりますが、面白いネタならば、きちんと集客すれば莫大なアクセス数になります(実際、とある人の集客を手伝ったことがありますが、ネタが面白く、すぐに1日1万アクセス数以上を超えました)。

その実績を元に「私は民意を味方につけている」と示し、編集者にアプローチするのです。
そうすることで「売れる見込み」がわかるので、動いてくれる編集者もでてきますし、そのままブログを続けていれば執筆依頼が来ることもあります。

ただし――。

たとえば、芸能関係のネタをかけば、すぐにアクセスは集まりますが、ニッチな熱帯魚のネタだと1日数百アクセス数いけば成功というように、アクセス数は「テーマ」によって全く変わります。
もし自分の出版企画がニッチなテーマを扱っているものだと、それほどアクセス数が集まらないのが常なので、民意は問いにくいと思います。

民意を問えなかったら?

「ブログをはじめて、集客しているのにアクセス数が伸びない」

このような人も出てくると思います。
これがニッチのテーマを扱う出版企画を元にしたブログなら、KDPなどで安価な電子書籍を売ることをお勧めします。
販売数を伸ばしてから、それを材料に編集者に「これだけ売れた」と示せば、そのテーマに明るい編集者だと食いつく可能性があります。
ちなみに、どのくらい売れば「出版を有利に進める材料」になるのかは、テーマによると思いますが、一般的には1,000部は必要だと思います。

その一方、それほどニッチなテーマではないのに、民意を問えなかった場合、そもそものネタ(もしくはプロフィール)が弱かったことになります。
その場合は本を出版しても、全く売れなくて、本だ出すだけ無駄だったという事態になる可能性が高いです。
そうなると自分の企画をけった編集者が正しかったということになりますよね(人によっては認めたくはないかもしれませんが…)。

どうしても商業出版したい!

「民意は問えない。しかし、どうしても商業出版したい」

そう思うのなら「お金」を払うしかないと思います。
商業出版でも、40〜50万円支払えば出版できるようです(ただしこのくらいの低予算で出版するには人脈が必要です。もし、そういう人がいればご連絡ください)。
それしか解決する方法はないと思います。

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