売れるサイトのトップページは決まっている?
少し前に立ち上げた15ページのサイト。
ヘボヘボなデザインで、ショボイ、アクセス数にもかかわらず1〜2日で1個のペースで売れていました。
その後、欲をかいて、リニューアルしたのですが、リニューアルから1ヶ月経った今、1個しか売れていません。季節的なものかもしれませんが、これをキッカケに「ある重要な疑惑」が生まれました。「ある重要な疑惑」とは、一体何なのでしょうか。
リニューアル「前」のサイトの構成
以下のような「左」と「下」にナビをつけたサイトを作成したんですよね。
本文は、「××は怖いですね。心配ですね。でも大丈夫です。このサイトでは××を紹介しています。なので、××に心配がある人は読んでください」という感じの流れにしました(実際はもっと回りくどくしています)。
というより、このようなサイトって、どこかで見たことがありませんか?
そうです。
怪しい在宅系のサイトと同じですよね。もちろん、在宅系などの怪しいサイトではありませんが、「通常のサイトでも、在宅系のサイトと同じ形式にすれば売れるのか」をテーマに、試してみました(笑)
※在宅系のサイトとは、いわゆる「セールスページ」のことです。セールスページにはナビはありませんが、ナビを入れていました。
その結果、以前、記事にもしましたが、ヘボヘボなデザインで、ショボイ、アクセス数、15ページ程しかなかったんですが、1〜2日1個くらいのペースで売れました。「この分野ってひょっとして、穴場??力を入れれば、もっと売れるのでは!?」と思って、通常のサイトっぽく作り変えてみたんですよね……
リニューアル「後」のサイトの構成
トップページに項目を載せて、各項目のページでは、各項目同士リンクさせるという感じにしました。図にすると以下のような感じです。
よく見かける、ふつうのサイトと同じ形式ですね。
すると、季節の影響もあるかもしれませんが、見事に売れなくなりました。正確に言うと、1ヶ月で1個売れたのですが……
「在宅系のホームページが最強?」という疑惑
すべのサイトに通じるわけではないですが、「1クリック4分の1」の法則があります。
リニューアル後のような形式は、整理されていますが、どのようなサイトなのかを見るのに、実は1クリック必要なんですよね。でも、リニューアル前の形式だと、いきなり本文が始まるので、1クリック無しに読むことが出来ます。つまり、読者は、クリック無しにそのサイトを評価できるわけです。
「この1クリックが大きな差ではないのか」という疑惑を感じてしまいました。
雑誌の見出しと同じです。購入してもらうには、トップページだけでそのサイトの内容を判断できる「材料」が必要なのではないでしょうか。
在宅関連の怪しいサイトの形式が優れているというわけではなくて、トップページに読者に判断してもらう「材料」が必要なのではと思ったのです。
実際は在宅系のサイトはリピーターに弱い
しかし、実際は、在宅系のサイトと同じ形式のサイトは、確かに一見さんを、購入につなげる率が高くなると思います。
しかし、「1.リピーターには見辛い傾向がある」、「2.テーマを絞らずに多数の商品を扱うショッピングモール型のサイトを作成したい場合は向かない」という2つの「穴」があるかと思います。
どういうことでしょうか。
1.リピーターには見辛い傾向がある
リピーターにとっては以下のような項目だけのサイトの方が見やすいです。
リピーターの少ないサイトは人気サイトになり辛く、売上が頭打ちする可能性が高いです。つまり、上記の在宅系と同じ形式は、一度だけ物を売る仕組みに向いているのでしょう。または電脳卸のように購入したユーザーを囲う仕組みがある広告会社を使う場合には有効なのでしょう。
2.テーマを絞らないサイトには向かない
怪しい在宅系サイトの形式は、テーマを絞って、ターゲットを絞って……というのに向いています。
つまり、逆を言えば、ターゲットを絞っていないサイトには向かないということです。だから、必然的に、紹介する商品郡が限られ、単一のサイトで月間100万円という莫大な額は稼ぎにくくなるかと思います(ただし、高額で高い報酬の商材を除く)。
人の心理を理解すれば、同じ文章でも売れ行きが変わる
このようにトップページ1つでも、人の心理を理解すれば、同じ商品を売っても、同じ文章でも、売り上げを上げることができるんですね。
メルマガでも書きましたが、結局は、ホームページ、ブログ、メルマガ運営は、人の心をうまく捉えた人が勝つんでしょうね。ということは、成功するパターン(特にトップページの構成)は、1つではなくて、様々な「狙い」「ターゲット」にあわせて、柔軟に変えていくことがいいんですよね。
このようにトップページが大切と書いていますが、実際は、ネットでもリアル社会でも中には「人望」「キャラ」で物を売る人もいますし、なかなか難しいものです。