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商業出版の最大のリスクは「本が出版できないこと」

商業出版で本を出版した場合、時給に換算すると、多くの人はバイト並みの時給しか貰えないのでした。
※)商業出版しても「赤字」か「格安の労働」になる

「たとえバイト並みの時給だとしても、本を出版できればそれで満足」と思う人もいることでしょう。

しかし、商業出版の場合、「本を出版するために労力、お金をかけたのに、結局、本を出版できなかった……」というリスクがあるのです。

具体的には、以下の3つです。

1.労力やお金をかけて、色々な出版社に出版企画を売り込んではみたものの、編集者が見つからず、本を出版できなかった。
2.編集者は見つかったものの、話が頓挫した。
3.原稿を書き終えたのに、本が出版されなかった

それぞれについて簡単に説明します。

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商業出版できないリスク

商業出版をするのに、出版社は200、300万円ほどのコストを負担するといわれています。だから、「売れそうにない」出版企画はボツとなり、「売れるかどうかわからない」という出版企画の99パーセントは見送られます。

もっと具体的にいえば、「普通ではない体験をしたことがある人(例:マグロ船に乗ったことがあるなど)」「ホームレスだったのに、たった3ヶ月で年収数千万円になった経営者」「人があこがれるような職種の人」などではないと、いくら商業出版を目指して動いたところで実現しません。

というわけで、この記事を読んでいる、多くの人は、「商業出版しようと動いたものの、結局、出版できなかった」という事態になることでしょう。
※)とはいえ、コネなし、実績なしでも出版する方法はあります。それについては今後、このサイトで公開します。

編集者の都合で話が頓挫するリスク

「編集者が執筆依頼をして、著者候補に承諾してもらったのに、結局、執筆してもらえなかった」

こういうケースも多々あるそうです(それほど本を一冊書き上げるのは大変なのです)。だからなのか、出版業界は、慣習として本が出版される前後で出版契約を結ぶことが多いです(わたしは10冊以上、本を出しましたが、執筆依頼があった時点で出版契約を結ぶことはありませんでした)。

これを逆からみれば、編集者の都合で出版中止になることもあるということです。
※)ちなみに、民法上は口約束でも契約の効力が生じますが、口約束だと「言った」「言わない」の水掛け論になります。

原稿を書き終えたのに出版されないリスク

原稿を書き終えたのに出版されないリスクもあります。想像していた原稿と違えば、書き直しを要求してきますので、社内の都合で出版ができなくなったとみて間違いないでしょう。
※)ちなみに、できあがった原稿を書き直すようにいう編集者は稀です。目次案を作って、目次案通りに原稿を書けば書き直しを要求されることはないと思います。

本が出版できないと全てが無駄になる

商業出版を目指して活動していたのに、本が出版できないと、かけた労力、お金すべてが無駄になります。かといって、本を出版するために活動を続けると、労力とお金が増大する一方です。

商業出版したところで、ほとんどの人はバイト並みの時給しか得られないのに、商業出版には出版できないリスクまであるのです。

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