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あの人の本はなぜ売れたのか?(流行)

「どうすれば本が売れるのだろう」

そう思いながら、出版セミナーや、その他の懇親会で、他の著者から話を聞いたり、編集者から情報を仕入れたりしていました。
そこで、一つ、100パーセントとはいえないですが、高確率で本を売る方法を見つけました。
それは「流行」に乗ること。
実は、私自身の処女作がそこそこ売れたのも、この「流行」でした。

わたしのブログ本が売れた理由

2004年ごろだったと思います。ブログが流行しはじめた頃に、「ネット集客の方法」「アフィリエイトのノウハウ」などの情報を、ブログで流していたところ、ブログはそこそこ人気が出て、シーアンドアール研究所から執筆依頼がきました。

結果、「人とお金が集まるブログ作りの秘伝書(シーアンドアール研究所」を出版。増刷を繰り返し、そこそこ売れました。
※)この頃、シーアンドアール研究所はまだ出版社を立ち上げたばかりでしたので、売れ行きはかなり良かったのではないでしょうか。

なぜ、処女作が売れたのか。
それは、著者である私が「そこそこ人気があるブログ」というネット媒体 を運営していたためというのもありますが、やはり「ブログ」の流行ではないでしょうか。そもそも、そこそこ人気があるブログになれたのも、ブログが流行していたためですし。
※)ネット媒体の詳細は、ネット媒体の種類とその特徴ネット媒体の影響力をご覧になってください。

ブログが流行していたがゆえに、情報を欲する人が多く、ブログに関するものはヒット。というわけで、流行に乗っかるというのが、最もベタで、本を売るコツのようです。

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twitter、ameblo、facbookと新しい「波」に乗った本が勝つ

ブログの後は、twitter、ameblo、facbookに関する本がヒットしました。
書店の書棚に専用のコーナーもあって、本を出すと注文が来るという状況もあり、ヒットしやすかったというのもあるでしょう。

流行を追ってヒット作をつくるコツ

とはいえ、単に流行を追うだけではヒットしないことも多々あります。
なぜ、ヒットする本とヒットしない本とにわかれるのでしょうか。
私は以下が要因だと考えています。

1.著者に、ネット媒体がある
2.本の内容
3.顧客がいる人や媒体の力を利用した

1ですが、これは別のページで詳しく解説します。著者に販促の媒体があるかないかで、本の売れ行きが大きく左右されることもあります。

2ですが、単に「本の内容が良かったから売れた」という単純なものではないと思います。たとえば、facebookを例にあげてみましょう。
世界ではfacebookが広がりを見せいても、日本国内ではまだ知られていないような時期がありました。そのときは、たとえば「facebookとは何なのか、何ができるのか、どういう成功例があるのか」のような本だと「内容がいい」と評価されたことでしょう。逆にfacebookの操作手順を掲載した本だと評価されなかったと思います。
しかし、次第に国内でもfacebookのことが広まってきはじめた時期だと、「facebookの操作手順を掲載した本だと「内容がいい」と評価されたことでしょう。また、流行に後乗りしてくる人もいるので、「facebookとは何なのか、何ができるのか、どういう成功例があるのか」のような本にもまだ需要はあったことでしょう。
facebookが広まりきった今のような時期だと、facebookの操作手順を掲載しているだけの本では評価されず、「facebookでビジネスを成功させる方法(事例集)」のような本が売れるのではないでしょうか。
このように流行を追った本は、流行の広まり度合いに応じて、どのような本が評価されるのかが変わってくるのだと、私は思います。

最後に3ですが、これも別のページで詳しく解説します。

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